ワークバランス講演会

ワークライフバランス検討委員会 講演会開催報告
第9回講演会 ワークライフバランス検討委員会特別企画
パネルディスカッション「次世代のリーダーシップを考える」

 第58回日本小児外科学会学術集会において、今回は複数の先生方をお迎えし、パネルディスカッション形式にて、当委員会担当理事の浮山越史先生(杏林大学小児外科)、委員長の森井真也子先生(秋田大学小児外科)を座長として、以下のようなご発表を頂きました。

Intro. 日本小児外科学会におけるポジティブアクションの試み 
   日本小児外科学会ワークライフバランス検討委員会 自治医科大学小児外科 薄井佳子 先生

1.多様性のある診療チームにおけるリーダーシップとは?
  順天堂大学乳腺腫瘍学講座・日本外科学会 齊藤光江 先生

2.リーダーシップを育くむ働き方改革
  日本赤十字社医療センター産婦人科・日本産婦人科学会 木戸道子 先生

3.男女共同参画への取り組み
  昭和大学耳鼻咽喉科学講座・日本耳鼻咽喉科科学会、小林一女 先生

4.日本麻酔科学会での取り組み—女性枠代議員・理事について—
  東京慈恵会医科大学附属第三病院麻酔科・日本麻酔科学会、近江禎子 先生

 まず、ディスカッションの導入として、当委員会の薄井先生から、日本小児外科学会において2003年から取り組んでいるポジティブアクションについて、クオータ制の効果、これからの課題について提案頂きました。
 順天堂大学齊藤先生からは、女性のリーダーが育ちにくい土壌と対策について、各人が意欲的にリーダーシップを発揮するための支援法、女性外科医のリーダー育成に繋がる指導、についてご講演頂き、特に「Leadershipの指導」の重要性について述べられておられました。また、育児・介護などはハンディではなく、強みであることを認識させ、後輩に対し多様性の手本になることを勧めている、とのことでした。
 日本赤十字社医療センター木戸先生からは、働き方改革が目指すもの、「イクボス」に期待される役割、ダイバーシティ推進に向けて、について取り上げられました。相手を評価し将来に期待をかけること、能力や意欲をみながら成長を促す働きかけること、オファーは積極的に受けること、など具体例を挙げてわかりやすく説明して下さいました。
 昭和大学小林先生からは、「男女共同参画」に関連するアンケート調査を、同じ設問で続けていくことにより、認識させ、実際に、クオータ制が導入されたり、託児所の設置が増えたり、変化が現れてきたことを示して下さいました。各々がイクボスとなることを目標にし、学会はすべての医師のQOLの改善をめざし、医療の質を向上させる手助けをする責務があることを発表されました。
 東京慈恵会医科大学近江先生からは、女性枠代議員・理事について、まず女性枠代議員を15-16%、女性枠理事を16%確保することを目指されたことを具体例として提示され、積極的な女性登用は大切であることを述べられました。その上で、その後のあり方についての課題について、問題点を提示頂きました。
 コロナ禍での学会開催のためhybridで行われましたが、85名(現地参加15名、web参加70名)の皆様にご参加いただき、大変盛り上がったセッションとなりました。

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