小児外科で治療する病気

側頸瘻

 赤ちゃんの顔や首になる部分は,赤ちゃんがお母さんのお腹のなかにいる最初のころに鰓(えら)のようなものがいくつもでき,鰓のたかまり(鰓弓)と鰓の間の溝(鰓溝)が複雑に発達し頸部が形成されます.これらの一部が消えないで残ると 嚢胞や瘻孔 になることがあります.

 できやすい場所が決まっていて顎の骨のした(第1鰓溝が残った場合)や,首の大きな筋肉(胸鎖乳突筋)にそって(第2鰓溝が残った場合),嚢胞や瘻孔がみ られます.第1鰓溝が残った場合瘻孔は外耳道(耳の穴)に,第2鰓溝が残った場合は扁桃窩へとつながってゆきます.側頸瘻は,第2鰓溝が残った場合が,ほ とんどです.普通は症状はありませんが,ばい菌が入ると腫れて痛みを伴ったり,膿が出たりします.手術では嚢胞や瘻孔を完全に取り除くことが大切です.大 事な神経や血管の側を通っているため,手術は専門医で行うことが必要です.

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